さて、前回の記事に引き続き今回は当時のファミリーレストランのアルバイトの経験から自己紹介を書くとしたらというテーマでお話ししたいと思います。

自己紹介を話すにあたり、先ずは状況を説明することから始めます。レストランのルールとして同時ディッシュアップと15分ルールというモノがあります。

同時ディッシュアップは同じテーブル内でオーダーされた料理はなるべく同じタイミングで作り上げなければならないというルールです。例えば4人で来店したときに自分一人の料理だけが遅くて、他の3人が食べ終わってしまっていたら嫌な気持ちになりますよね。そんな状況を避けるために同時ディッシュアップのルールが存在します。更に家族で来られたお客さんであったときお子様メニューがオーダーされたら、テーブル内でも優先的にディッシュアップする必要があります。これは、お子様の方が食べるのが大人よりも遅いことと、待つことが苦手ということに起因したルールです。

もうひとつの15分ルールは単純で、同一テーブル内の料理を15分以内で全て提供する目安のルールです。明確に決められていたルールであるかはわかりませんが、やはりこちらもお客さんが待たされるのを避けるために設けられたモノです。

一方、ファミレスに行ったことがある方は気付いているかもしれませんが、揚げ物・ステーキ・麺・丼・グラタン・ハンバーグなど多種多様なメニューがあるのが特徴です。また、誰が料理しても同じ味で提供出来るようそれぞれの料理にマニュアルがあり秒~分単位で調理時間が決められています。

揚げ物をするフライヤー、ステーク・ハンバーグなどを焼くグリル、パスタなどの麺料理のボイル機、グラタンやドリアを焼くオーブンなどがあり様々なメニューのオーダーが次々に流れてくるのです

1人少なくとも1品くらいは注文される事が多いので数十種類のメニューの中から選ばれた複数の料理を先程のルールを守りながら1人~5名のキッチンメンバーで作っていくのです。

ピーク時の5名はそれぞれの持ち場と、全体を統括して指示をするパート(センターと読んでいた気がします)から成り立っているので新人のときはどこかひとつの持ち場を、センターからの指示通りにディッシュアップしていくことに注力していきます

そこから徐々にエリアを広げていき全ての料理を覚えたら一人で全ての料理を作り時間帯をまかせられることになります。ランチやディナーのピーク時で一人と言うことはないですが平日のディナー前や深夜は一人のことが多かったと思います。

お客さんが多いわけではないですが、数組のお客さんが同時に来店されることも珍しくはなく3~5組くらいのお客さんが同時に数種のメニューをオーダーされたとき一人で同時ディッシュアップと15分ルールを守りながら料理を仕上げていく必要があります。

それぞれで必要な時間が異なり、食材を切ったり、料理を盛り付けていく時間もありひとつずつ仕上げていく訳にもいけません。はじめは手当たり次第に目の前の料理を仕上げていくだけで1組のオーダーでも数種類あった場合は同時ディッシュアップが難しい状況でした。

そんな中、先輩から先ずはオーダーを確認し、何をどの順番で料理し始め、待ち時間で何が出来るかイメージしてから調理を始めるのがよいとアドバイスをもらい、それを意識して業務に当たりました。

まずは唐揚げをフライヤーに入れて、揚げている間にドリアを準備し、オーブンに入れている間にサラダを提供する。このような、待ち時間がどこで発生し、その間に何が準備できるかを考えることで常に動いている状況が作れ同時ディッシュアップ、15分ルールを守れた上で、出来るオーダー数も増えていきました。次々にくる注文についても随時、状況を更新し仕上げていくことで、最終的には各4種、同時に5組くらいのオーダーまでは一人でこなせるようになったと思います。

ESでは使えるような長さではないですが、なんとなくどんな状況でできたことは伝わったのであればありがたいです。

次回はこの経験が企業での仕事にどう活かせるのかについて話してみたいと思います。